匿名さんの懺悔

20年近く昔の子どもの頃のことです。
通路の狭い雑貨屋さやんで、大きなかばんをもったままおばあちゃんにあげる誕生日プレゼントを探しに来て商品を見ていたら、誤ってカバンがひっかかり、大きな水の入った水時計を倒して壊してしまいました。しかも、それを近くにいた店員さんが見ていました。それは高価なものでした。値札を見て青くなっているわたしと目が合って、でも店員さんは何も言わずにわたしに手まねで外に出なさい、と指示しました。ガラス張りのそのお店の外に出て、中を見ていると店員さんはほうきとちりとりを持ってきてそれを片付けました。店長らしき人が近づいて店員さんに何か言っていました。店員さんはなんどもなんども頭を下げていました…
時が経ち、アルバイトができる歳になりすぐにお札を握りしめてその店に行ったらそのお店はもう潰れてなくなっていました。
どうしていいかわからなくなってコンビニの募金箱にそのお札を入れました。
さらに時が経ち、今になってもその場所を通るとあの店員さんのことが思い出されて、どうしても償うことができなかったことが思い出されます。
どうしてあの時すぐにお店の中に戻って「水時計を倒したのはわたしです。何年かかかるかもしれませんが必ず弁償しにきます。」と言えなかったのか…
本当に本当にごめんなさい。
2015年12月26日

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