しゅんの懺悔

2025/6/23
バイトを始めてピッタリ2ヶ月、バイト代がちゃんと出るのでそのお金を使って好きな食材を買った帰り、
道を歩いていると、立ち尽くしていた90代ぐらいのおばあちゃんに、話しかけられて、曰く
「卵を買ってきて欲しいと頼まれたんだけど、貰ったお金を落としてしまった。200円だけでいいからお兄ちゃん、恵んでくれ｣

話を聞いた私は心の底から、本当に困ってるのか疑ってしまった。要は詐欺的な話なのかと
今振り返れば絶対に違った。たった200円だけ、そんな詐欺あるわけない。それなのに私は嘘をついて断ってしまった。

財布を見れば5000円札と100円玉1枚、50円玉3枚あったのに

こんな暑い中「遠くから歩いてきたんだよ、怒られちゃう」
字面にしてみればよくある話で、図々しいと割り切る人もいるかもしれないが、すごく悲しい顔をしていたその人を見捨ててしまった。
2分歩いたところで、後悔して、おばあちゃんの元に戻ったがもういなかった

200円ぐらいあげれば良かったし、買い物について行ってあげればよかった。熱中症で倒れてしまうかもしれない、そんな自分よがりの後悔を私はしています
私は本当にしょうもないやつでした

自分勝手にも謝りたい気持ちでいっぱいです

こんなことは人生でもう無いかもしれない、けど次があるのなら、必ず、私は必ず同じことは繰り返しません、繰り返したくありません。
どうか、せめておばあちゃんが報われることを願ってしまいます