懺悔したいとき

Mの懺悔

祖父は、私の今の住まいから遠い所で、生死の境にいました。

私が高校生の頃、ちょうど期末試験シーズン。親から、「おじいちゃんが倒れた。試験期間中にもしものことがあれば一緒に来て」と言われ、念の為学校に忌引きの申請や学割の申請を行いました。
私の通う高校は追試が無い為、どんな理由でももし休めば定期テストは無くなります。テストが苦手な私は不謹慎ながら、このイレギュラー状況に少しワクワクしました。そしてテスト最終日前夜、両親から告げられた言葉は
「もって後三日程らしい」
この時、私の胸の内にはとある邪念が浮かび上がりました。
「もう少し早ければ」
滅多に会えない祖父と最後に会話した記憶は、当時約6年前。思い入れが少しでもあると言えば嘘になるでしょう。しかし、いくらそのような相手であっても、私は心のどこかで、「身内の死を望んでしまった」のです。

2023年12月6日

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追記
後テスト勉強も終わってません 助けてくれ[M]2023年12月6日
追記
あとテスト勉強も間に合いそうにありません 助けてくれ[M]2023年12月6日